NECソフトは5月16日、ストレージ管理ソフトを手がける米DataCore SoftwareとOEM契約を締結したと発表した。これに伴い、DataCore Softwareのストレージ統合管理ソフトウェアであるSANsymphonyの販売を同日より開始、製品の出荷と導入支援、サポートを7月より始める。
SANsymphonyは、バーチャライゼーション(仮想化)技術を用い、SAN(Storage Area Network)環境にで、複数ストレージの一元管理やデータ保護による災害対策、仮想化による容量増加を行うソフトウェア。「ストレージの有効使用率の向上と計画停止ロスの低減が行えるため、企業の運用コスト(TCO)削減が図れる」(NECソフト)
企業がストレージ管理について関心を持ち始めていることから、NECソフトでは、同社の持つストレージシステムの構築技術を利用し、SANsymphonyを適用したシステムのコンサルティング、設計・構築・導入・サポートなど、トータルなソリューションサービスを提供していくという。SANsymphonyと関連ソリューションの販売、SI、保守サービスなどの事業により、今後3年間で30億円の売上を見込んでいる。
また同日、DataCore Softwareの日本法人であるデータコア・ソフトウェアが、SANsymphonyの新版である「5.1」(日本語版)の出荷を6月下旬より始めると発表した。新版では、デュアルイニシエータアレイへの対応、QOS(Quality of Service)の改善、管理者用コンソールの強化、ネットワーク管理ボリューム機能の拡張といった特徴を備えるという。価格はオープン。現行版であるSANsymphony5.0のユーザーは無償でアップグレードできる。
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