ソフトバンク・テクノロジーは5月6日、2003年3月期(2002年4月1日〜2003年3月31日)の決算を発表した。連結ベースの売上高は256億9800万円で、前期の185億4400万円から38.6%増加した。しかし、営業利益は12億6100万円となり、前期の13億1200万円と比べ3.9%減少した。
また、経常利益は13億1400万円で、前期の13億3300万円と比べ1.4%減少した。当期の純利益は7億4600万円、前期の6億5000万円から14.7%増加した。
事業別にみた場合、ブロードバンドソリューション事業が利益の大半を占めた。同事業の売上高は前期比90.5%増の140億500万円。「Yahoo! BB」関連のシステム運用/保守業務の増加と、個人向け販売テレマーケティング業務を受託したことが、売上高の増加に貢献した。
次いで、イービジネスサービス事業の売上高が多く、66億7100万円。前期と比べ17.2%増加した。ビジネスソリューション事業の売上高は前期比6.2%減の、58億9400万円だった。
売上高が増加しながらも営業利益が減少したことについて、同社では「利益率の低い売上高の増加による売上構成の変化と顧客からの厳しい値下げ要求と競争激化に起因する売上総利益の低下、および人員増加による人件費の増加が主な要因」と説明している。
なおソフトバンクは、2004年3月期(2003年4月1日〜2004年3月31日)の業績について、売上高210億円、経常利益14億5000万円、純利益8億円を見込んでいる。
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