米アンバーポイントからWebサービス監視用新アプリケーション

 Webサービス管理ソリューションの新興企業AmberPointが5日(米国時間)、Webサービス・アプリケーションのパフォーマンスを追跡/測定するための新アプリケーション「Service Level Manager」を発表する予定。

 企業ネットワークまたはインターネット上におけるWebサービス・アプリケーションの実行状況を監視するためのソフトウェアツールを開発した企業は現在数社存在するが、AmberPointもその1つ。Webサービスには、Webサービス同士が容易に情報共有ができるよう、1セットのプロトコルとアプリケーションを構築するための手法が記述されている。Webサービス管理ツールはアプリケーションの作動中に生じる誤作動を発見したり、セキュリティなどのサービスを提供する。

 AmberPointのService Level Managerを使用することにより、企業はWebサービス・アプリケーションがあらかじめ設定された基準に対し、どの程度機能しているかを確認できる。例えば、提携企業が未決注文の状況を知らせるWebサービスに、どのくらいの早さでアクセス可能かを測定する、などの使い方が可能だ。AmberPointの幹部によると、同アプリケーションはWebサービスのパフォーマンスが一定水準を下回ると、それを察知してネットワーク管理者に対策を講じるよう警告を出すことができるという。

 また、Service Level Managerは過去のデータを集め、Webサービスのパフォーマンスを長期に渡って測定することも可能。これは負荷処理に対処したり、アプリケーションがどの程度使用されているかを測定するために、いかにネットワークを構築すべきかを検討している人には重要な情報、とAmberPointの幹部は語る。

 Service Level Manager は、Microsoft .NETアプリケーション開発ツールで記述されたWebサービスや、Java 2 Enterprise Edition(J2EE)仕様に準拠したWebサービスを監視する。またAmberPointが昨年リリースした同社初のWebサービス監視用アプリケーション「AmberPoint Management Foundation」と同時に使用することも可能。

 AmberPointはベンチャーキャピタルの支援を受けており、顧客企業数はおよそ35社。同社によると、Service Level Managerは、現在顧客企業数社の協力を得て初期テストを行っている段階で、今夏に発売予定という。発売価格は5万ドルの見込み。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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