Trusted Computingに早くも批判の声

 先週米Microsoft、米IBMや米Intelらが結成したThe Trusted Computing Groupについて、開催中のRSA Conference 2003のパネルディスカッションで、業界関係者らがこの構想について論議を交わしたなかで、早くも同グループを疑問視する声が上がった。

 Trusted Computingは、ある特定データを暗号化してPCやサーバなどの安全性の保証を目指すもので、The Trusted Computing Groupは仕様を策定し推進する。参加企業はウイルスやハッキングからも防御できるとしている。Microsoftではこれまでこの構想を「Palladium」と称していた。

 だが、米Sun Microsystemsの最高セキュリティ責任者(CSO)で暗号技術の専門家として知られるWhitfield Diffie氏は、同構想では、ユーザー情報への鍵がベンダーの手に渡るとし、「鍵は自分で管理すべき」と述べた。また、ソフトウェアベンダーらがユーザーの端末上にあるアプリケーションの動作を管理できるとの指摘も上がった。MITの教授で米RSAの設立者の一人でもあるRonald Rivest氏は、業界が正しい方向性に向かっているかどうかを注視すべきだと警告した。

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