日本IBMは3月12日、ノートパソコン「ThinkPad(シンクパッド)」の新製品として、セキュリティチップを搭載したA4サイズパソコン「ThinkPad T40/T40p」と、B5サイズパソコン「ThinkPad X31」の販売を同日より始めると発表した。「業界で唯一セキュリティチップ搭載の携帯型ノートPCを販売する」(日本IBM)とする。
ThinkPad T40/T40pは全10機種を用意する。3月12日より順次出荷予定で、価格は21万9000円から。ThinkPad X31も全10機種を用意する。3月18日より出荷予定で、価格は19万9000円から。いずれのモデルもインテルのCentrinoモバイルテクノロジー搭載機種を用意する。
T40/T40pは、T30シリーズの後継モデルとなる。きょう体サイズは、311mm(幅)×255mm(奥行き)×26.6〜31.4mm(厚さ)と現行製品に比べ5mmほど薄型化した。重量は2.23〜2.42kg。無線LAN非搭載の2製品を除き、セキュリティチップを装備する。
B5ファイルサイズのX31は、重さ1.64〜1.65kgのコンパクトなきょう体を採用した。入門機2製品を除きすべてにセキュリティチップを装備する。
セキュリティチップは、IBM、Intel、Microsoftなどが設立したTCPA(Trusted Computing Platform Alliance)のパソコン向けセキュリティ仕様に準拠する。暗号処理専用プロセッサと暗号鍵の漏洩を防ぐ機能を備え、制御用ソフトウェア「IBM Client Security Software」とともに機能する。
なお日本IBMは、A4サイズの入門モデル「ThinkPad R40e」の販売も始める。こちらの出荷予定日は3月24日。価格は10万9800円から。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力