エリクソン、他社の携帯からも利用できるIMシステム

 スウェーデンの携帯電話会社Ericssonは、モバイル向けインスタントメッセージング(IM)システムのテストを開始する。同社が米国時間2月26日に明らかにした。異なるプロバイダ間でインスタントメッセージをやりとりできる。

 今回発表したテストの中心となるのは、インスタント・メッセージング・アンド・プレゼンス・サービス(IMPS)向けソフトウェア。ユーザーはIMPSサービスにログインした他のユーザーと、リアルタイムでテキストメッセージを交換できる。米Ecrio、英Magic4、米MessageVine、米Motorola、米Ruksun Software Technologies、Sony Ericssonなどのモバイル関連企業がテストに参加する。

 EricssonのIMPSネットワークは、サービスプロバイダやデバイスのメーカーを問わず、全てのモバイルユーザー間で相互利用を実現するとしている。

 IMはデスクトップパソコンで最も人気の高いインターネットアプリケーションの1つだ。ユーザーはリアルタイムでテキストメッセージを送信したり、オンライン・チャット・フォーラムを立ち上げたり、共有ファイルを使って共同作業を行える。また、パソコン間の通話も可能。さらにIMは特定ユーザーがオンライン状態にあるか(プレゼンス)を確認するツールとしても活用されている。

 パソコンでのIM人気を受けて、携帯電話サービス企業は独自のメッセージングサービスを開始している。ショート・メッセージ・サービス(SMS)は欧州の携帯電話ユーザーの間で人気だが、米国ではまだ普及していない。

 IM大手プロバイダも、モバイル版サービスに乗り出している。米America Online(AOL)と米Yahooはそれぞれ、同社IMサービスのユーザーが携帯電話にIMメッセージを送信できるサービスを始めたばかりだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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