エプソンは9月2日、プリンタの新製品として、無線LANに対応した「カラリオ・プリンター」6機種と、コンパクトモデルの「カラリオ ミー」2機種を発表した。
カラリオ・プリンターとして発表されたのは、「EP-903F」「EP-903A」「EP-803A/AW」「EP-703A」「PX-503A」「PX-203」。PX-203をのぞくモデルは、プリンタのほか、スキャナ、カラーコピー機能を搭載した多機能モデルになる。
いずれも無線LAN対応モデルで、オプションで対応するEP-703A、プリントのみ使用できるPX-203以外は、PCからワイヤレスでプリント、スキャンをすることが可能。iPhone/iPod touch/iPadの写真プリンタ専用アプリケーション「Epson iPrint」も用意しているので、App Storeから無料でダウンロードすれば、写真の無線LANプリントができる。
EP-903F、EP-903A、EP-803A/AW、EP-703Aには、手順をボタンが光って教えてくれる「カンタン LED ナビ」を搭載し、操作をアシスト。EP-703Aを除く5機種には、用紙交換などが容易な「前面給排紙」を採用した。いずれもA4サイズまでの印刷に対応する。
カラリオ ミーには、7型の液晶モニタとキーボードを備えた「E-810」と、メモリカード挿入から写真プリントまで3ステップでできる「E-340S/P」の2機種を追加した。
E-810は、単3形乾電池2本で駆動するキーボードとリモコンを使うことで、PCなしでハガキの宛名面、通信面が作成、プリントできるというもの。キーボードはローマ字入力はもちろん、「あいうえお順」のキー配列を使用するなど、使いやすいような配慮がなされている。
本体には、103種類の定型文を内蔵したほか、写真に文字を自由に入力できるレイアウトを用意した。
E-340S/Pは、2.5型の液晶モニタを一体化したコンパクトプリンタ。本体サイズは、高さ156mm×幅231mm×奥行き169mmで、重量は約2.3kg。シルバーとピンクの2色をそろえる。
両機種ともに対応用紙はL判、郵便はがき、ミニフォトシールなど。PictBridge用を含むUSB端子を2系統装備する。E-810のみ、赤外線通信のIrDAに対応する。
CMの新キャラクターには、役所広司さん、黒木メイサさんを起用。「プリンタ選びで、迷わない」をテーマに9月15日から新CMを放映するとしている。
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