バッファローは6月9日、デジタルテレビやレコーダなどのネットワーク対応家電をワイヤレス接続するスターターパック「WLAE-AG300N/V2」(2台セット)と、増設用の「WLAE-AG300N/V」を発表した。8月上旬に発売する。
WLAE-AG300N/V2は、工場出荷時から2台の機器がつながるように設定されており、無線LANの知識がなくてもデジタル家電のLANポートに差し込み電源を入れるだけで、ワイヤレス化ができる製品だ。「AirStation」シリーズ同様に手動で設定することもできる。
IEEE802.11a/b/g/n(最大300Mbps規格値)に対応し、2.4GHz(11b/g/n)または5GHz(11a/n)の電波を利用できる。干渉の少ない5GHzを優先して接続し、周囲の電波状況を確認しながら適切な電波チャンネルを選択するという。
1台には2つのLANポートが用意されており、テレビとBlu-ray Discレコーダなど、2つの機器をまとめて接続できる。価格は1万4600円。
WLAE-AG300N/Vは、スターターパックのWLAE-AG300N/V2に追加増設したり、中継器として利用したりできる。家電メーカー純正のワイヤレスユニットと接続するための無線LAN親機にもなるという。価格は7900円。
これらの製品は、本体を直接コンセントに差し込めるアタッチメント式のプラグが同梱されており、このプラグを使えば電源ケーブルなしですっきりと使えるのも特長のひとつだ。
バッファローの調査によれば、現在家電量販店に並ぶデジタルテレビの90%以上にLAN端子が付いているものの、実際にインターネット回線に接続しているのは約5%から多くても15%程度という。接続しない理由の1つが、インターネット回線とデジタルテレビの距離が遠く、LANケーブルを敷設したくないというもので、ネットワーク接続率が上がらないのは配線問題にあるとした。
設定を省き、デジタルテレビ向けの無線LAN製品として特長を出すことでユーザーの敷居を低くしたい考えだ。
このほか、2.4GHzと5GHzを両用できるハイパワー無線LAN親機「WZR-HP-AG300H」シリーズをAirStationのフラッグシップモデルとして近日中に発売することを明らかにした。
家中隅々までつながるというハイパワーが特長で、省エネ機能、USBハードディスクポートも搭載しているという。同社によれば、既存モデルと比較し、2倍以上の速度向上を実現したとしている。詳細は後日発表するとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」