米Symantecは2月18日、企業向けエンドポイントセキュリティソフトウェアの新版となる「Symantec Endpoint Protection 12」と中小企業向けに特化した「Symantec Endpoint Protection Small Business Edition」のベータ版を発表した。
クラウドベースの評価技術である「Insight」を搭載したSymantec Endpoint Protection 12は、レピュテーションに対応するセキュリティエンジンによって従来型のセキュリティソリューションでは見逃してしまう、新しい未知の脅威を遮断できるという。また、世界初のハイブリッド動作評価エンジンである「SONAR 3」と評価の共同プロファイルに基づいて、ゼロデイ型やターゲット攻撃型の脅威を遮断する。クラウドベースのコミュニティインテリジェンスを利用することでウイルススキャンのオーバーヘッドを約70%低減するほか、仮想システムに性能が最適化されているという。
Symantec Endpoint Protection Small Business Editionは、InsightとSONAR 3を利用して大企業並みの脅威検出技術と性能向上を実現するとともに、インストールウィザード、事前設定済みのポリシー設定、通知やレポートの自動化など、中小企業向けに使いやすい機能を提供しているという。現在、Symantec Endpoint Protection 12は招待者向けベータ版の段階にあり、パブリックベータは2011年4月に入手可能の予定。新版のリリースは2011年後半を予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」