トヨタ自動車の子会社、トヨタマーケティングジャパンは2月3日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で動作するアプリケーションのアイデアを募集するコンテスト「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」を実施すると発表した。友人や家族とSNS上で楽しむアプリを通して、利用者に自動車の魅力を再発見してもらうのが狙いだ。
TOYOTA SOCIAL APP AWARDでは自動車に関連するソーシャルアプリを募集する。PC、携帯電話、スマートフォンなどマルチデバイスで動作するアプリが対象。ただし携帯電話アプリのうち、JavaやBREWなどのスタンドアロン型のアプリやコンソールゲームはエントリー不可。募集期間は4月28日まで。アプリの企画書を提出して応募する。
PC、携帯電話、スマートフォンの各部門で1つずつ最優秀企画賞を選出し、5月25日に発表する。賞金はそれぞれ100万円。さらに審査員から実際にサービスとしてリリースする価値のある企画であると評価されると、3〜5カ月の期間で開発され、後援企業が運営するSNSで公開されるという。
イベントの後援企業はNHN Japan、グリー、ディー・エヌ・エー、ミクシィ、ヤフー。審査員は各社の代表が務める。
トヨタマーケティングジャパン取締役社長の高田坦史氏は、「若者の車離れが叫ばれてから10年経つが、車への関心は下げ止まらない。ソーシャルアプリには人と人をつなぐ魅力がある。他人と楽しさを共有するアプリで車の楽しさの再発見につなげたい。車メーカーは常識の範囲内の発想しかできない。それをくつがえすような新しいアイデアが欲しい。今回の取り組みで車、ゲーム、ソーシャルアプリ業界が盛り上がることを期待している」と述べた。
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