韓国のサムスンは現地時間1月28日、好調な2010年第4四半期(2010年12月31日締め)決算および記録的な2010年通期決算を発表した。
第4四半期の売り上げは41兆8700億韓国ウォン(約376億ドル)で、前年同期から7%増加した。純利益は3兆4200億ウォンとなり、前年同期に計上した3兆400億ウォンから13%増加した。
サムスンは、スマートフォン「GALAXY S」シリーズの販売台数が1000万台を突破したという先ごろの報告を繰り返したが、タブレット「GALAXY Tab」の販売台数には触れず、「年末に力強い需要を呼び起こした」とだけ述べた。
サムスンによると、2010年通期の売り上げは同社史上最高の154兆6000億ウォンに達したという。この数字は、前年と比べて13%増となる。2010年通期の純利益は16兆1500億ウォンとなり、前年比で実に65%増と大きく伸びた。
DRAMおよびNAND型チップを含むサムスンの半導体事業は、2010年通期で最大の売上成長を記録し、前年比で40%増加した。LCD(液晶ディスプレイ)事業は、2010年通期の売り上げが前年比16%増となった。営業利益を見ると、半導体事業は前年比で391%増加している。
サムスンの報告によると、LCDの販売台数は第4四半期に前期比10%増となったものの、テレビ向けパネルの価格は同四半期に12%低下しており、ノートPC向けパネルの価格も3%低下したという。
第4四半期におけるサムスン製携帯端末の販売台数は全世界で8070万台となり、前年同期比で17%増加した。2010年通期の販売台数は2億8000万台だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」