ソニーは先週、「PlayStation 3」(PS3)のハッカーに対する訴訟で有利な決定を勝ち取った。主な被告人であるGeorge Hotz氏が同ゲーム機を今後ハッキングすることを防ぐ一時的差し止め命令が認められた。また、Hotz氏は関連する同氏のコンピュータやハードドライブ、その他ストレージ機器を10営業日以内にソニーの法務部門に引き渡さなければならない。
この決定では、ソニーが提案していた差し止め命令が「当面の回復できない損害を防ぐために必要」だとして、わずかな変更が加えられて認められた。Hotz氏の弁護士はこの差し止め命令に対し、ハッキングの結果、PS3のセキュリティキーはすでにオンラインで入手できるようになっているため、防ぐべき今後の損害は存在しないと反論している。
2010年末、fail0verflowと名乗るハッカーグループが、PS3のセキュリティキーの生成方法に脆弱性が存在することを公表した。その数日後、Hotz氏がPS3のマスターキーをリリースしたことで、PS3で許可されていないソフトウェアを動作させることが可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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