“クラウド”を核に企業の国際競争力の向上を--メディア5媒体が激論

小松恭郎(編集部)2011年01月26日 14時20分

 主要IT系メディアの代表5人が一堂に会し、企業のクラウドコンピューティング利用について意見を交わす討論が1月12日に行われた。発起人とモデレーターはITR。クラウド導入時に企業が直面する問題点やIT 戦略の今後のあり方について話し合われた。

 ITR シニアアナリストの舘野 真人氏は冒頭、「クラウドは実用化に向かっていく中、まだ課題や不安が大きいのが現状。読者やユーザー企業の生の声を聞いているメディア各社の意見を通じ、ユーザー企業が求めるクラウドの姿について議論したい」と開催の趣旨を説明。討論はアンケートによるクラウド関連の数値データや、事前に募集した質問なども交え、2時間あまり続いた。

画像説明
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左から着席順に、
 ・朝日インタラクティブ CNET Japan編集長/別井 貴志 
 ・アスキー・メディアワークス TECH.ASCII.jp編集長/大谷 イビサ氏
 ・ITR シニアアナリスト/舘野 真人氏
 ・アイティメディア ITインダストリー編集統括部長/浅井 英二氏
 ・インプレスビジネスメディア ITLeaders編集長/田口 潤氏
 ・日経BP コンピュータ・ネットワーク局ネット事業プロデューサー 兼 日経コンピュータ編集プロデューサー/星野 友彦氏

 序盤でテーマとなったのは、企業のクラウド利用形態や課題、不安の背景といった現状だ。中盤では、ユーザーが求めるクラウドの要件や、グローバルな競争環境でクラウドをどう活用すべきか。さらに終盤の論点は、国内経済の今後に対する懸念に移った。 国内市場の成長が頭打ちである以上、企業は積極的な海外展開を避けて通れない―。こうした共通認識のもと、そこでクラウドコンピューティングをどう活用し、眼前の暗雲から脱却するか意見が出された。

<<討論会の詳細は、近日中にくわしい記事でお伝えする。>>

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