欧州の標準化団体であるCEN-CENELECと欧州電気通信標準化機構(ETSI)は、欧州におけるスマートフォンの標準インターフェースポートとしてMicro USBを採用することに合意した。
Appleは現在、「iPhone」「iPad」「iPod」のデータ転送と充電に同社独自の30端子のドックコネクタを使用しているが、CEN-CENELECとETSIは現地時間12月29日、両団体は規格準拠には単一のアダプタが適切であるという合意に達したと発表した。
これにより、「データ対応携帯電話のメーカーが新しい共通充電器との互換性を実現するために必要な、調和のとれた規格が利用可能になった。これは、欧州委員会が主導する世界共通の携帯電話充電器に向けた取り組みの流れを汲むものである」という。
Appleや、携帯電話において同社と競合するResearch In Motion(RIM)、Nokia、LGE、Qualcomm、サムスン、Sony Ericssonなどの企業は、少なくとも充電器に関しては、携帯電話の接続性の合理化を望んでいる。
欧州委員会のバイスプレジデントを務めるAntonio Tajani氏は、「共通充電器により、消費者の使用性は高まり、無駄が削減され、企業も恩恵を受ける。すべての人々にとって喜ばしい状況である」と述べた。
AppleのiPadにUSBポートが搭載されるという報道と、大きく報じられたアンテナ問題に対処するためにiPhoneが第5世代でまたもや再設計されるという憶測が飛び交う中、今回の合意によって、30端子のドックコネクタは廃止されることになるのだろうか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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