Mozilla Foundationは米国時間11月23日、電子メールソフトウェア「Thunderbird 3.3」(コード名「Miramar」)のアルファ版をリリースした。リリースノートによると、Thunderbird 3.3は、Mac、Windows、Linuxに対応するが、PowerPC搭載のMacには対応しないという。Thunderbird 3.3には、「Firefox 4」のコアとなる「Gecko 2.0」がブラウザエンジンとして搭載される。Firefox 4もPowerPC搭載Macには対応しない予定だ。
Appleは2005年6月、PowerPCチップを搭載したMacの提供を止めると発表した。現行OSの「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」ではIntel版のみがリリースされている。
その他の変更点として、Thunderbird 3.3では、アドオンやエクステンションを管理するためのインターフェースがアップデートされ、また、ダウンロードしているファイルのサイズが表示できるようになっている。さらに、「Windows Vista」と「Windows 7」でのユーザーインターフェースの改善や、さまざまな点での安定性とパフォーマンスの改善が図られている。
「Thunderbird」の現行バージョンは「Thunderbird is 3.1.6」だ。Mozillaでは、従来バージョンの「Gecko」ブラウザエンジンを搭載する「Thunderbird 3.2」をリリースするかどうか検討を続けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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