NTTドコモは11月8日、2010年冬〜2011年春モデルとして、携帯電話やLTE対応のデータ通信端末などを含む、新製品28機種を発表した。11月12日以降、順次発売する。
FOMAの4つのシリーズとして18機種、スマートフォン4機種、LTEサービス「Xi(クロッシィ)」対応機種2機種、Wi-Fiルータやブックリーダなど4機種を合わせ、28機種72色のラインアップとなる。
冬春モデルはスマートフォンを強化し、Androidフォン3製品と、104gと小型軽量化した「BlackBerry Curve 9300」を用意。Androidフォンには、「Evernote」をプリインストールする。2011年5月1日までに購入すると、1年間Evernoteプレミアム会員に無料でアップグレードできる特典を付けた。すでにプレミアム会員になっている場合は、その分を延長するという。Evernoteによれば、この試みは世界初という。
Androidフォンのラインアップは、3D対応、3.8インチ液晶、ワンセグ、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線などを搭載した「LYNX 3D SH-03C」(12月予定)、モバイルレグザエンジン3.0、4インチフルワイドVGA液晶を搭載した防水モデル「REGZA Phone T-01C」(12〜1月予定)、タッチパネルとQWERTYキーを搭載し、「ドコモメニュー」を搭載した「Optimus chat L-04C」(2月予定)が発表された。Android OSは、Optimus chat L-04CのみがAndroid 2.2を搭載し、そのほかは2.1となる。いずれも2011年春にバージョンアップ予定としている。
LTE対応端末は、12月24日に発売するUSB型の「L-02C」とExpress型の「F-06C」(2011年4月に発売予定)の2モデルだ。いずれもデュアル端末で、Xiエリア外でもFOMAハイスピードで利用できるほか、海外ではWORD WING(3G+GPRS)で利用できる。
同時に、Xiの料金プランも発表された。基本はFOMAと同様に2段階定額制で、5Gバイトまでは6510円で利用できる。5Gバイトを超えた場合は、2Gバイトごとに2625円がかかる。NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏は、「(FOMAにおいて)99.6%のお客様は5Gバイト以内。ほとんどのお客様には影響しないだろう」と語った。また、2年間の契約を条件に、Xiスタートキャンペーンとして、上限額を一律4935円に割引すると発表した。
iモード端末となるSTYLEシリーズには、「SHIBUYA109」の3ブランドとコラボレーションした「F-04C」、「Q-Pot.」とのコラボレーションモデル第2弾となる「SH-04C」(各色1万5000台限定)のほか、防水、モバイルWi-Fiルータ機能に対応し、1320万画素の「瞬撮カメラ」機能を搭載した「N-02」など9モデルを用意。PROシリーズとして、プロジェクタと一体型化した「SH-06C」、「本格デジカメにケータイがついたと言える端末」(NTTドコモ プロダクト部長の丸山誠治氏)という「L-03C」と、1410万画素カメラを搭載した「SH-05C」をラインアップする。
このほかにも、タッチパネルを搭載し、ARロケーション機能を搭載した「F-01C」などPRIMEシリーズ4機種、SMARTシリーズ2機種、ECOへの取り組みの一環とし、間伐材を使用した木製ケータイ「TOUCH WOOD SH-08C」を1万5000台限定で2〜3月をめどに発売する。さらに、ブックリーダ「SH-07C」とWi-Fiルータ「HW-01C」、Francfrancとのコラボレーションによる「フォトパネル03」などが発表された。
NTTドコモでは、スマートフォン向けにポータルサイト「ドコモマーケット」を提供しているが、iモード向けにも12月6日より提供を開始する。iモード向けは、事業者に加えて個人開発者もアプリを提供できる「アプリストア」、レコチョクと提携し 約100万曲の楽曲を提供する「MUSICストア」、コミックや小説、実用書を多数取 りそろえる「BOOKストア」から構成される。
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