iFixit、マイクロソフトのゲームシステム「Kinect」を早速分解

文:Don Reisinger(Special to CNET News) 翻訳校正:編集部2010年11月08日 08時31分

 iFixitは、米国時間11月4日に発売となったばかりのMicrosoftのモーションコントロールシステム「Kinect」を早速分解し、同デバイスの中のなかなか興味深いコンポーネントをいくつか明らかにした。

 iFixitは、比較的小さなKinectの中にかなり多くの部品が搭載されていることに非常に驚いたようである。同サイトは、Kinectには非常に多くのセンサーが内蔵されており、これに近い数のセンサーを搭載するのは恐竜ロボット「Pleo」ぐらいだと述べた。また、同デバイスがかなり「機械的に複雑」であるため、「明らかに『Xbox』のような大型ハードウェアの設計に慣れたチームによって設計されている」とiFixitは述べている。

 多数のセンサー以外に、iFixitはKinectの中に、4本のマイクを発見した。また同デバイスには、「奥行き検出」のための2台の赤外線カメラと、「視覚的認識のための標準的な視覚スペクトルカメラ1台」が内蔵されている。

 さらに、Kinectには、「パニングモーターの精度を上げるための」モーターと3軸アクセロメーターが搭載されている。

 しかし同デバイスを動作させるのは「Kinect Prime Sense PS1080-A2」である。iFixitによると、Kinectのセンサーは、「洗練された奥行きマップとカラーイメージを『Xbox』に送信する前」に処理するためにPrime Sense PS1080-A2に接続されているという。

 全体として、iFixitは、サービスマニュアルを参照せずにKinectを修理するのは「かなり難しいだろう」と述べ、Kinectの「修理可能性」を10点中6点と評価した。

 MicrosoftのKinectは、11月4日に大々的に発売された。現在のところ、同デバイスは一部の場所でまだ入手可能だが、すぐに売り切れてしまうことが容易に予測される。ソニーの「PlayStation Move」や任天堂の「Wii」とのモーションゲーム市場における競争の中、Microsoftは2010年末までに500万台のKinectを販売することを見込んでいる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]