ITホールディングスグループのTISは10月12日、「国際会計基準(IFRS)対応支援サービス」に、「IFRSシステムアセスメントサービス」と「IFRS個別論点対応支援サービス」を新メニューとして追加すると発表した。新サービスは10月より順次提供を開始していくとしている。
TISでは、2009年10月から国際会計基準(IFRS)対応支援サービスの提供を開始。影響調査や勉強会の開催、ERPバージョンアップなど企業のIFRS対応を支援すると同時に、今年4月には同サービスを提供するための専門組織である「ITソリューションサービス事業部」を新設し、サービス提供体制の強化を進めているという。
新メニューのIFRSシステムアセスメントサービスは、IFRS対応により企業のITシステムにどのような影響があるかを調査する影響調査サービス。IFRSに関連する会計システム、基幹システムの特性に応じた影響を具体的にアウトプットする。スクラッチ開発からERPパッケージ製品まで、あらゆるシステムを対象にした調査が可能だという。また、主要ERPパッケージ製品のIFRSによる影響を整理したアセスメントツールを活用し、固有システムへの具体的な影響にまで深堀する。さらにIFRS対応に必要な要件と現状システムとの差異の洗い出しから、将来のシステム対応を意識した評価の実施、IFRS対応へのロードマップの提示をを行う。これにより、システム面へのIFRSの具体的な影響と現実的な対応計画を導き出すことが可能になるという。
また、IFRS個別論点対応支援サービスは、「固定資産管理」「金融商品会計」「連結会計」といった、IFRS適用による既存の業務プロセスやシステムへの影響が特に大きい領域に対して深く支援を行うサービスだという。それぞれの業務領域に対して、コンサルティングからシステム導入までをワンストップで支援する。
IFRSシステムアセスメントサービスの参考価格は、評価対象1社、主要論点に絞り2カ月程度で実施した場合、300万円から。IFRS個別論点対応支援サービスは、要件を基に個別見積もりとなる。
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