モバイルマーケティング・ジャパンは10月5日、携帯電話向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)利用者の実態調査の結果を発表した。詳細な調査データはこちら(PDF)。
1日あたりのSNS利用時間を2009年と2010年で比較してみると、1時間以上利用する人の割合が10%以上増加している。全体的には利用時間の増加が見られるが、3時間以上というヘビーユーザー割合は、やや減少傾向にある。
SNSを利用する目的を聞いたところ、「ゲーム(アプリ)をするため」が、2007年には高かった「日記(ブログ)を読み書きするため」、「友人とのコミュニケーションをとるため」を抜いてトップとなった。
利用目的として大きく伸びた「ゲーム(アプリ)」を目的にSNSを利用しているか、という質問結果を年代別にみると、10代、20代の若年層よりも30代、40代での利用率が高く、過半数を超えた。全体でもゲーム目的のSNS利用者は増加しているが、特に30代、40代が伸びの後押しをしている。
一般的認知度の高い3つのSNSの「認知度」と「利用率」推移をみたところ、2007年には、mixiとモバゲータウンから10%以上の差を引き離されていたGREEが堅調に伸び、2010年ではほぼ同レベルまで追い上げている。さらにSNS利用目的として伸びている「ゲーム(アプリ)目的」の利用者の割合は3社ともに伸びているが、GREE利用者の割合が最も伸びている。
SNSアクティブユーザーを見ると、モバゲータウン、GREE、mixiモバイルが50%近くの近差でトップ3を占める。次いでケータイウィメンズパークが20%超え。そのほかのSNSは10%未満にとどまった。アクティブユーザー率とは別に、1番目、2番目によく利用するSNSをたずねたところ、1番利用している人の割合はmixiモバイルが高く、2番目に利用している人の割合はモバゲータウンが高い結果となった。GREEは1番目、2番目ともに、2位につけている。
1番目と2番目によく利用するSNSと、その理由をたずねたところ、mixiを選択した人の回答は友人とのコミュニケーションを挙げる人が目立った。一方でモバゲータウン、GREEはともにゲームの面白さや充実を回答する人が多かった。
調査時期は9月。調査対象はケータイリサーチ 「モバモニ」パネル。有効回答数は365人(年代:10代5.5%、20代37%、30代37%、40代17.8%、50代2.5%、性別:女性81%、男性19%)。
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