F5ネットワークスジャパンは9月30日、オラクルとアクセス管理の一元化ソリューションにおいて協業すると発表した。
この協業により、「F5 BIG-IP Access Policy Manager(BIG-IP APM)」と「Oracle Identity Management」との製品連携を行い、両製品の導入方法について記載したガイドを提供する。
両社では特に「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントである「Oracle Access Manager」とBIG-IP APMのウェブアプリケーション向けアクセス管理機能が連携することによるメリットとして、「ITコストの削減」「管理の一元化」「ユーザーエクスペリエンスの改善」などを挙げている。
ITコストの削減の面では、AAA(認証、許可、課金)機能をBIG-IPのソリューションにオフロードすることで、ウェブプロキシサーバやエージェントソフトウェアを稼働するサーバの層が不要になるとしている。そのため、認証機能を1台のBIG-IPで運用できるようになり、集約、統合化の効果で、認証およびウェブ層のコストを最大10倍削減できると説明している。
また、上位機種のBIG-IP 1台で、毎秒数百件のログインと数万のSSL暗号化同時ユーザーセッションを処理できるほか、HTTPで毎秒数ギガビットのSSL暗号化スループットを実現できるため、今回のソリューションを活用することで、IT環境の拡張が容易になり、モバイルワーカーの急増にもユーザーにストレスを感じさせることなく対応できるとしている。
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