Amazon.comは、タブレット「Blackberry PlayBook」向けに「Kindle」アプリを提供する意向を示した発表に続き、ウェブブラウザから直接Kindle用書籍のサンプルを閲覧したり共有したりできるようにする「Kindle for the Web」を米国時間9月28日に立ち上げた。Amazonはまた、「Amazon Associates Program」のメンバーであるブロガーやサイトオーナーに向けて、「顧客がサイト上のリンクを使い購入を完了した場合」に同社から紹介料を得られるとして、Kindle用書籍のサンプルをウェブサイトに埋め込むよう呼びかけている。
今のところ「ベータ」の文字が付くKindle for the Webには、Scribdのサービスと一部似たところがある。Scribdは、自社サービスをドキュメント版YouTubeと位置づけ、主に無料のドキュメントや書籍サンプルの閲覧や共有の場として人気を集めてきた。
Scribdと同様に、Kindle for the Webは大手ソーシャルネットワーキングサービスのコンポーネントを備え、「Facebook」や「Twitter」でサンプルを簡単に共有できる。ただし、Kindle for the Webのほうが、Amazon.comにある完全版の電子書籍(それに、おそらくは紙の書籍も)の購入を読者に促す仕掛けをより工夫しているので、著者や出版社がこちらをバイラルマーケティングの道具とみるであろうことは間違いない。
Amazonはデモページを用意して、「選ばれたAmazon書籍の概観ページ」に「最初の章を無料で読む」と書かれたボタンが組み込まれている様子を示している。このボタンをクリックすると新しいブラウザウィンドウが開いて、その書籍のサンプルを表示する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス