ウィルコムは8月2日、ソフトバンクと会社更生手続きに伴うスポンサー契約を締結したと発表した。
ウィルコムは2月18日、東京地方裁判所に対して会社更生手続開始の申立をしており、3月12日に会社更生手続の開始決定を受けている。またソフトバンクは3月12日、ウィルコムのXGP事業の譲受とPHS事業におけるコスト削減に対する協力について合意していた。
今回、ソフトバンクは管財人からPHS事業を直接支援して欲しいとの要請を受け、ウィルコムのスポンサーとなることを8月2日開催の取締役会で決定するとともに、同日付で管財人との間でスポンサー契約を締結した。
このスポンサー契約では、ソフトバンクが、ウィルコムに対し事業家管財人を派遣すること、またウィルコムの事業運営および更生計画(更生債権および更生担保権に対する支払総額410億円)の遂行に必要な支援を行うことで合意している。今後のスケジュールは、更生計画案提出期間が10月14日まで、一般調査期間が9月3日から9月10日までとなる。
なお、ソフトバンクがウィルコムのスポンサーに就任することによる、ソフトバンクの連結業績および単体業績に与える影響は現時点では確定しておらず、適時開示に該当することが判明した場合には、すみやかに開示するとしている。
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