NECディスプレイソリューションズは7月29日、デジタルサイネージ端末を直射日光やほこりなどから保護する製品「エアーフローファン(KT-46FN10L)」と「屋外ケーシングスタンド(ST-46HS10V)」を発表した。両製品ともに8月2日に受注を開始する。
両製品は、同社が2009年11月に発売した46型高輝度液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-X461HB」の専用オプション製品として提供される。LCD-X461HBは輝度が平方メートルあたり1500カンデラ、コントラスト比3500:1と、太陽光下でも高い視認性を確保できる点が特長だ。
エアーフローファンは、直射日光の当たるショーウィンドウなどに設置した端末を、内蔵されたクロスフローファンでパネルの表面温度を冷却する製品。LCD-X461HBの上部と下部に装着でき、パネルの温度上昇による表示不具合を防げるとしている。
屋外ケーシングスタンドは、防滴、防塵の規格「IP54」に準拠し、LCD-X461HBの屋外設置に対応した製品。本体内部には空調機器が備えられており、−30℃〜50℃の温度環境に耐えられるとしている。また、前面保護パネルには厚さ5mmの強化ガラスを採用しているほか、耐熱や耐湿、耐寒性に優れた反射防止ARフィルムを貼り付けることで破片脱落や飛散を防げるという。
両製品ともに価格はオープン。エアーフローファンは今後1年間で200台、屋外ケーシングスタンドは100台の販売を目指す。なお、ほかの端末への対応については、屋外設置を目的としていないため提供の予定はないという。
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