書店には、語学書、特に英語関係の本があふれ返っている。そのため英語学習者が自分のニーズに合う本を店頭で見つけるのは、なかなか困難だ。本を買う前にインターネットで書評を読んだり、身近な人の意見を聞いたりするも、今度は情報がありすぎて、本当に必要な本がどれなのかを見極めるのは、もっと難しい。
英語学習者向けの本はたいていCDがついており、1000円以上はする。何冊も買って確かめることはできれば避けたい。そう思う学習者にとって、本書のような英語を教えることに定評のある人物が厳選した推薦本と解説は、大いに参考になる。
2人の著者が「文法」「英単語」「精読」などの分野別に、3冊ずつお勧めの本を紹介している。ただ、やはり良い本というのは限られてくるようで両者が同じ本を紹介している場合も多い。しかし、それこそ英語力がつく「良い本」なのだろう、と判断できる。
もちろん買った本を「積ん読(つんどく)」だけでは、英語ができるようにはならない。本書に書かれている英語学習に関するアドバイスは、行き詰まっている学習者にも、これから英語に再チャレンジしようとしている人にも役立つ内容だ。アドバイスを参考に、購入した本でコツコツと勉強していきたい。
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