日立製作所は6月10日、PCサーバの「HA8000シリーズ」のラインナップに、小規模システム向け新モデル「HA8000/SS10」を追加したことを発表した。6月11日に発売する。タワー型のHA8000/SS10は、現行ラインアップの最小モデル「HA8000/TS10」と比べ、筐体体積を約57%、設置面積を約54%削減したという。
CPUにはインテル Core i3プロセッサー i3-540(3.06GHz)、インテル Pentium プロセッサー G6950(2.8GHz)を採用。最大3台の2.5型SASハードディスクドライブやDATドライブなどのバックアップ装置を搭載でき、高信頼なシステム運用やデータ保管が可能。また、高効率電源を採用して待機状態のサーバ消費電力を抑えるなど低電力化も図っている。同社によれば「オフィスや店舗のデスク上への設置が可能」だという。
また、HA8000シリーズの全9機種を対象に、保守要員による定期的なログ確認や簡易清掃、障害対応などのサービスを提供する「おまかせ安心モデル」を、現行の3年間から延長した4年および5年保証モデルを追加した。価格は3年保障の場合で22万2600円から。
さらに、HA8000シリーズで「Windows Storage Server」を搭載しているファイルサーバ専用モデル「HA8000ストレージサーバ」を強化。4月に販売を開始した「HA8000/RS220」「HA8000/RS110」「HA8000/TS10」に、「Windows Storage Server 2008」を搭載することで、性能を向上させている。これらは、クライアントがファイルサーバを使用するためのクライアントアクセスライセンス(CAL)が不要であるという。
HA8000/SS10の価格は12万8100円から。HA8000ストレージサーバは、最上位の「HA8000/RS220 Storage Server モデル」が57万3300円から。両者とも6月30日に出荷を開始する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」