サイバーテックと住商情報システム(SCS)の両社は6月9日、アライアンスパートナー契約を締結し、サイバーテックが提供するXMLデータベース「NeoCoreXMS」と、SCSが提供するリッチクライアント製品「Curl」の両製品について協業すると発表した。
Curlは、日本語版が2003年から提供されている主に企業向けのリッチクライアント製品。ウェブクライアント活用しつつ、従来のクライアント/サーバシステムと同様の複雑なユーザーインターフェースを実現できる。帳票のレイアウト構築や印刷といった工程もクライアント側で行え、これまで基幹系の業務システムにおいて、国内450社以上に採用されているという。
NeoCoreXMSは、XMLデータをスキーマレスでそのまま格納できる柔軟性の高いXMLデータベースパッケージで、DPP(Digital Pattern Processing)による高い検索性能を持つという。これまでの導入企業は500社以上で、富士キメラ総研による市場調査では、国内シェア1位を3年連続獲得しているという。
今回の協業に基づくCurlとNeoCoreXMSの連携機能では、Curlで開発されたクライアントアプリケーションが、Javaベースのウェブアプリケーションを経由して、NeoCoreXMSに格納されたXMLデータを参照する。クライアント側で入出力項目や表示項目の追加変更が必要になった場合でも、Curlの開発環境で画面定義を修正するだけでよく、ウェブアプリケーションやデータベース側の変更が不要になる点が最大の特長という。両社では、共同でのセミナーやマーケティング活動を行い、RIAとXMLデータベースを組み合わせたアプリケーションの開発を訴求していくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力