トレンド、ウェブとメールのセキュリティに対応する仮想アプライアンスの新製品を発表

 トレンドマイクロは6月3日、仮想アプライアンスの新製品「Trend Micro Enterprise Security for Gateways(TMESG)」を発表した。6月17日から受注を開始する。ウェブセキュリティとメールセキュリティに対応するスイート製品で、同社がカスタマイズしたOSとソフトウェアをパッケージで提供する仮想アプライアンスだ。

 TMESGは、ウェブサイト経由のウイルス感染やフィッシング詐欺サイトなど、不正サイトへのアクセスを未然に防止する「Trend Micro InterScan Web Security Virtual Appliance(IWSVA)」と、メールを媒介とするウイルス感染の防止、スパムメールの除去、不正サイトのURLが含まれるメールを隔離する「Trend Micro InterScan Messaging Security Virtual Appliance(IMSVA)」で構成される。導入時のソフトウェアの設定や運用でのパッチ管理といった負荷を軽減できるほか、導入前の検証や環境に応じた柔軟な規模拡張が可能といった仮想環境ならではの利点があるという。

 また、TMESGの発売にあわせ、現在販売中の仮想アプライアンス製品を値下げする。トレンドマイクロでは、今後1年間の仮想アプライアンス3製品の販売目標を15億円としている。

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