日本IBMは5月12日、「第24回日本IBM科学賞」の公募を開始した。
日本IBM科学賞は、日本の基礎科学分野の学術研究の振興と優秀な若手研究者の育成に寄与することを目的に、1987年に創設された。候補対象は、国内の大学や公的研究機関に所属する45歳以下の研究者で、物理、化学、コンピュータサイエンス(バイオインフォマティクスを含む)、エレクトロニクス(バイオエレクトロニクスを含む)の4分野で優れた活動を行っている人物。
応募については、全国の大学および公的研究機関に所属している研究者から幅広く候補者の推薦を受け付ける。応募推薦は、同社の開設する「日本IBM科学賞ホームページ」から可能。8月13日まで受け付けている。
選考については、応募締め切りの後、ノーベル物理学賞受賞者である江崎玲於奈氏を委員長とする7名の審査委員によって厳正に行われ、10月末から11月初旬に受賞者が発表される予定。受賞者には300万円の賞金と賞状、副賞としてニュートン「プリンキピア」を模したメダルが贈呈される。
同賞のこれまでの受賞者は合計138人で、内訳は、物理分野が46名、化学分野が37名、コンピューター・サイエンス分野が30名、エレクトロニクス分野が25名となっている。日本IBM科学賞ホームページでは、これまでの受賞者一覧と、各受賞者の授賞式での研究発表を動画で閲覧できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス