Nokiaは米国時間5月7日、「iPad」に関する新たな訴状をウィスコンシン州に提出した。特許を巡るAppleとの論争に新展開である。
Nokiaはプレスリリースで、「iPad 3G」および「iPhone」に対する今回の新しい訴訟の対象となっているのは、Nokiaの5件の特許であると発表した。「問題の特許は、アプリケーションでの位置データや、アンテナ構成におけるイノベーションを用いることで、高度な音声およびデータ伝送を実現する技術に関するものである。機器をより小型でコンパクトにすることにより、性能向上と省スペース化を実現する」とNokiaは述べた。
Nokiaは2009年、iPhoneが同社の数件の特許を侵害しているとしてAppleを提訴し、これによって、両社間の法廷闘争が始まった。Appleは、NokiaのスマートフォンもAppleの特許を侵害しているとしてNokiaを逆提訴し、これに応酬した。
これらの訴訟はデラウェア州の裁判所で係争中だが、5日の訴状は、ウィスコンシン州西部地区地方裁判所に提出された。Engadgetによると、同訴訟は、迅速に判決が得られるとして特許裁判の原告側に好まれている「ロケットドケット」を採用しているという。Nokiaは、米国際貿易委員会(ITC)に対しても、多種多様なApple製品が同社の特許を侵害しているとして、不満を訴えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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