ソニーマーケティングは4月21日、ユーザー向けサービスとしてソニー製品のオーナーズクラブ「My Sony Club」を発足した。5月25日から会員登録を受け付ける。
My Sony Clubは、AV、ITを対象としたソニー製品ユーザーの会員専用サイト。製品やイベント情報などが受け取れるほか、ソニーポイントが付与される。利用は無料でメールアドレスを持っていてれば、会員登録ページからアクセスし、入会できる。
ソニーマーケティング代表取締役社長の栗田伸樹氏は「AV、IT製品を取り巻く環境は、デジタル放送、ネットワーク化により多機能化し、すべての機能を使いこなすことは難しくなっている。一方ソニーでは、コールセンターをはじめ、ソニーカスタマーサービスの設立、ソニーストア、ソニービルの設置など複数のコンタクトポイントを設けてきた。今後は従来提供してきたお客様サポートを統合できる、ワン・トゥ・ワンのサポートが必要になると考えた。My Sony Clubでは、購入前から、購入後、製品修理まで一連の情報をお客様のパーソナルページに集約することによって、1人1人に適したサポートを推進していく」と発足に至る経緯を話した。
My Sony Clubが提供するサービスは、(1)製品サポート、(2)製品愛用者へのおもてなし、(3)ソニーポイント、(4)製品に関する重要なお知らせ、(5)電子保証書の導入――の5つ。ユーザーはMy Sony Clubのウェブサイト内に専用ページが所有でき、そのページ内に、ソニーポイント残高や登録製品の重要なお知らせ、キャンペーン告知などが表示される仕組み。サポートを集約し、パーソナル化することでユーザー満足度を上げ、ソニーサポーターを増やすことが狙いだ。
製品登録の際には500ポイント分のソニーポイントが付与され、ポイントはソニースタイル、ソニーストア、ソニー直営店での製品購入に利用できるほか、WALKMANの「歌詞ピタポイント」、Cyber-shotで撮影した画像をプリントする際の「『スイングパノラマ』プリントクーポン」などへの交換も可能。さらに「ANAマイレージクラブ」「Edy」などへの相互交換もできる。
ポイントは購入した製品登録以外にも、対象メールマガジンの受信やソニースタイル、ソニーストアなどの製品購入時にも付与される。ポイントの換金率は利用先によって異なるという。
ユーザーは製品登録に応じて、「メールメンバー」「メンバー」「プレミアムメンバー」と会員ステータスが分けられ、会員ステータスが上がると受けられる特典も豊富になるとのことだ。
製品登録の際は、製品コードの入力や製品によってはPCとの接続が必要になる。
栗田氏は「1年くらいをめどに1000万人の利用を目標としている」とし、「アクセサリを除いてソニー製品は年間1000万台程度の販売実績がある。その数字から見ても目標数字は達成可能だと見ている」と続けた。
ウェブサイトはPC版とモバイル版を用意。モバイル版はNTTドコモ、KDDIに対応している。今後はテレビ版サイトなどの立ち上げも検討しているとのことだ。
提供サービスの1つとして挙げられた電子保証書に関しては「必要な状況であることは十分に認識している。具体的なスタートは未定だが、前向きに取り組んでいきたい」(栗田氏)と現状を話した。
同日からプレサイトを立ち上げたほか、製品内にチラシを同梱して告知している。
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