「Divvyshot」という写真共有サービスの創設者らは米国時間4月2日、Facebookによって買収されたことを明らかにし、今回の買収について「われわれが断ることのできない申し出」とした。買収条件は公表されなかったが、過去にFacebookがParakeyや遙かに大規模なFriendFeedを買収したときと同様、今回も相手企業のエンジニアリングチームを獲得することが目的なのは明白だ。
インキュベーターであるY Combinatorの支援を受けてローンチしたDivvyshotは、グループ写真共有を可能にするサービスだ。複数のユーザーによるアルバム編集が可能で、アルバムはさまざまなイベントや場所によってグループ化される。今回の買収の一環として、同サービスは閉鎖される予定となっている。
「4月2日をもって、Divvyshotはサービスの縮小を開始する」と同社は発表のなかで説明し、「既存ユーザーは今後も継続してDivvyshotを利用できる。しかし、新規アカウントは今後発行されなくなり、われわれの『iPhone』アプリケーションのダウンロード提供も終了する」と述べた。6週間後には、Divvyshot.comにアクセスすると、Facebookにリダイレクトされるようになる。
今回の買収に伴い、「Divvyshotの資産の多く」がFacebookの資産になったが、Divvyshot創設者のSam Odio氏、従業員のMichael Yuan氏とPaul Carduner氏はFacebookの写真共有アプリケーション開発チームに加わる予定だ。世界で最も人気の高い写真共有サービスである「Facebook Photos」には、毎月30億枚以上の写真がアップロードされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス