Cerevoは、ネットワーク対応のデジタルカメラ「CEREVO CAM」の限定版として、有名声優が演じるキャラクター音声を搭載した「CEREVOT」を3月26日より販売する。すでに販売予約は終了しており、予約者限定で同日より順次商品が発送される。
CEREVO CAMは無線LAN内蔵のデジタルカメラ。ネットワークに接続して自動的に写真をサーバにアップロードし、連携する写真管理サービス「CEREVO LIFE」で写真を閲覧したりブログやTwitterへ投稿したりできる。
CEREVOTはこのCEREVO CAMに音声再生機能を搭載し、起動や終了、シャッター音やフラッシュのオンオフなど、各種の操作に連動してカメラがしゃべるという限定版。価格は2万2222円。
カラーはホワイトとブラックの2色で、ホワイトは声優の戸松遥さんが演じる「飯津シェア(いいづしぇあ)」、ブラックは若本規夫さんが演じる「大戸あげる(おおとあげる)」というキャラクターがそれぞれ話すという仕様。商品には、キャラクターをあしらったフロントパネル用ステッカーが2枚添付される。
Cerevoは2007年設立(当時の社名はYOMEI)の家電ベンチャー。2009年12月に初の製品となるCEREVO CAMを発売し、ブロガーやネットユーザーの話題を集めた。今回、新たな分野のユーザーへリーチすることを狙いって「ガジェットや家電が好きな人たちとも属性の近い、アニメファンに興味を持ってもらえる製品を企画した」(Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏)という。
製品のコンセプトを決めてからは、画像共有サービス「pixiv」に投稿していたイラストレーターに連絡をとってキャラクターのデザインを依頼し、Twitterを通して声優のセリフを募集。さらにはステッカーの制作元もTwitter経由で見つけるなど、「ユーザーと一緒に製品を作っていった」(岩佐氏)。販売予約は2月14日の午前0時に開始したが、1日で完売となった。
同社では今回の販売開始にあわせて、追加販売をする予定。また通常版のCEREVO CAMユーザー向けには音声データのダウンロード販売(ステッカーは別途郵送)も開始する。こちらの価格は2599円となる。
追加販売やダウンロード販売の詳細は、同日午後8時からUstreamにて配信するイベントで発表する。同イベントでは、CEREVOTの開発秘話や採用されなかったサウンド、イラストなども紹介される予定だ。
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