ソニーは、米国2月に開発を発表したレンズ交換式小型カメラを日本でも公開した。3月11日から14日まで、横浜のパシフィコ横浜で開催されているカメラと写真の総合展示会CP+の会場で展示している。
同社の業務執行役員SVPコンスーマープロダクツ&デバイスグループパーソナルイメージング&サウンド事業本部事業本部長の今村昌志氏は、「デジタル一眼レフカメラは、価格、重さ、知識といった視点から、購入に踏み出せないお客様がいると感じている。ソニーではそのニーズに応えるため、小型・高画質で、豊かな表現力を持つレンズ交換式小型カメラを投入する」とレンズ交換式小型カメラへの期待を話した。
新開発のカメラは、薄さ、軽さを追求したコンパクトボディのレンズ交換式カメラ。すでにマイクロ一眼として製品化されているマイクロフォーサーズより大きい、APSサイズのCMOSセンサ「Exmor APS HD」を搭載する。
高画質の静止画撮影をサポートするほか、AVCHD方式でのフルハイビジョン動画撮影が可能だ。
発売は2010年中としており、詳細な発売時期、価格については明らかにしていない。ボディに合わせ、新レンズシステムも発売するとのことだ。
会場では、デジタル一眼レフカメラ「α」の新商品群も参考出品されている。撮像素子にはレンズ交換式小型カメラ同様のExmor APS HD CMOSセンサを採用し、フルハイビジョン動画機能を備えるとのこと。カメラの基本性能を強化し、クラス内最高速のレスポンスを持つメインストリーム機と、映像表現力に優れた中級機を展示。あわせてレンズの開発品として、「Distagon T* 24mm F2 ZA SSM」と超望遠Gレンズ「500mm F4 G」も出品されている。このうち数機種を2010年内に発売する予定としている。CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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