ソフトイーサは3月10日、「PacketiX VPN 3.0」法人向けエディションを、 3月15日より販売パートナーを経由して発売すると発表した。
PacketiX VPNは、インターネットなどのTCP/IPネットワーク上に、仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築するためのソフトウェアだ。ソフトイーサでは2005年12月より「PacketiX VPN 2.0」を販売しており、PacketiX VPN 3.0はその後継版となる。
PacketiX VPN 3.0では、通信スループットの向上、遅延の減少、暗号強度の強化、タグVLANへの対応などを新たに追加し、Windows 7やWindows Server 2008 R2に正式対応するなど、OSやCPUも増加した。
また、IPv6へも新たに対応。VPN内部のIPv6通信をサポートしたほか、物理的なネットワーク上において、IPv6のみでVPN接続することも可能となった。
さらに、ネットワーク技術者やシステム管理者向けの、低速ネットワークのシミュレーション機能を搭載。加えて、NTT東日本のBフレッツ網内部のみで、ISPを経由しない拠点間VPN接続が低遅延かつ高スループットで実現可能となった。
なお、PacketiX VPN 3.0では、これまでの「製品ライセンス」と「接続ライセンス」によるライセンス体系を廃止した。法人向けの製品ライセンスとして、小規模企業向けの「Standard Edition」、中規模企業向けの「Professional Edition」、大規模企業向けの「Enterprise Edition」および「Ultimate Edition」が用意され、製品ライセンスの購入のみで利用可能となった。
また、製品ライセンスに標準で付属する「サブスクリプション制度」を新たに導入。契約期間は1年間または3年間から選択できる。有効期間中はさまざまなサポートを受けることができるほか、追加料金なしで「PacketiX VPN 4.0」へのバージョンアップが可能となる。
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