Hewlett-Packard(HP)の「Slate」の発売時期をまだ把握していないが、2本の新しい動画のおかげで、HPがAppleに抱いている感情について、きっとより詳しく知ることができる。
Appleが初めての「iPad」コマーシャルを公開したほんの数時間後、HPは同社独自のタッチスクリーン式タブレット「Slate」のデモ動画を2本公開して、それに続いた。
下に埋め込んだ1本目の動画は、Appleの広告と非常によく似ている。違うのはペースが速いことと、Appleが通常使用する、かわいらしさを意識したインディーポップよりも少しエッジの効いたバックグランドミュージックが流れていることくらいだ。iPad、さらには「iPhone」や「iPod touch」の広告と同様に、HPのデモ動画でも表示されるのはSlateの画面と、その画面上でスワイプやプレスの操作をする両方の手だけだ。iPadとSlateは外観もそっくりなことを考慮すると、2つの競合デバイスのデモ動画がよく似ているのは当然だ。皆さんも動画を視聴して、自分で判断してみてほしい。
2本目の動画は、「Adobe Flash」を取り上げている。これは、iPadでは非対応の機能の1つである。多くのウェブサイトがオンライン動画再生のために使用する同ソフトウェアのモバイル版の安定性をめぐり、AppleとAdobeは公然と舌戦を展開している。HPは、これを自分たちの強みとして利用する道を選んだ。
2本のデモ動画が掲載されたHPの「Voodoo」製品ブログで、同社はブログ記事に「The HP's Slate Device Runs The Complete Internet -- Including Flash!」というタイトルを付けて、Flashをはっきりと名指しした。HPはAppleに直接言及することなく、Slateについて、「このスレート製品では、ユーザーは手のひらで完全なウェブブラウジングを体験することができる。不完全なインターネットや犠牲は皆無だ」と述べている。SlateのようなモバイルプラットフォームでFlashが動作する仕組みについて、Adobe関係者が解説する動画も公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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