Microsoftは米国時間3月5日、「Office 2010」の最終コードを4月に完成する予定であることを明らかにし、大方の予想どおり、今後「Office 2007」を購入するユーザーに新バージョンへの無償アップグレードを提供するプログラムを開始した。
Microsoftは公式ブログの中で、5月12日に「Office 2010」の各製品を法人向けにリリースすると述べた。一般向け発売は6月になる予定だという。
技術保証プログラムについては、3月5日から9月30日までの間にOffice 2007を購入したユーザーに適用され、対応するOffice 2010製品へのアップグレードが提供される、とMicrosoftは述べている。
こうしたプログラムは珍しいものではないが、今回はMicrosoftの従業員が2月にプログラムの詳細を少しの間、公開してしまっていたため、驚きはさらに小さかった。Microsoftの最高財務責任者(CFO)であるPeter Klein氏は2日、金融アナリスト対し、同社が今の四半期から次の四半期にかけてアップグレードを計上するために売上高を繰り延べると述べ、技術保証プログラムの存在を認めた。
Office 2007と異なり、Office 2010は外観の劇的な変化や新しいファイルフォーマットをもたらすものではないが、いくつかの変更が施されている。その中で最も重要なのは、ブラウザ内で機能する「Office Web」アプリケーションの追加だ。さらに、Officeの歴史上初めて、32ビット版と64ビット版の両方が提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス