コネクティは、中小企業向けオンラインマーケティングツール「Connecty eDM on Demand」の提供を開始した。顧客管理からキャンペーン向けのメール配信、ランディングページ作成用のCMSまでをパッケージ化してSaaS形式で提供する。
大企業などでは、CMSやCRMシステムにそれぞれ担当者がつき、それぞれ個別の製品を導入し、データ連係を行って運用するケースも多い。しかし中小企業で同様のシステムを構築することは難しい。Connecty eDM on Demandでは、これらの機能をSaaS形式で一括提供するため、インフラやデータ連係を意識することなく、オンラインでのマーケティングを手掛けることができる。
利用の際にはまず、CRMツールに顧客データを登録し、属性ごとにグループを設定する。そして各グループ向けのランディングページをCMSで作成した上で、グループごとにメールを配信していく。
CMSには、「eDMアプリ」と呼ぶウェブアプリを複数用意。ノンプログラミングでアンケートやアクセスカウンター、地図などを挿入できる。CRMツールと連携しているため、アンケートの回答結果などは、そのまま顧客情報に反映される。「Connecty eDM on Demandではキャンペーン単位で配信する情報を管理する。キャンペーンのたびにアンケートをとることで、顧客情報がより深いものに育っていく」(コネクティ代表取締役社長兼コーポレートエグゼクティブフェローの服部恭之氏)
価格は初期費用が15万円、基本月額費が5万円から。大量のメール配信やCMSでの管理ページ数にあわせて、占有インフラを提供するプランをはじめ、コンサルティングや運営委託サービスなどのオプションも用意する。
コネクティではサービス開始を記念し、22社限定で初期費用無料、月額2万2222円(5000IDまで)でサービスを提供する「22222スタートアップキャンペーン」を実施する。期間は3月末まで。
なお同サービスは独立行政法人情情報処理推進機構(IPA)の2009年度中小企業経営革新ベンチャー支援事業のプロジェクトとして採択されたテーマを商品化したもの。
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