SkypeとVerizon Wirelessは、米国時間2月16日に提携を発表し、2010年3月から多くの3G対応「BlackBerry」および「Android」携帯電話にインターネット電話技術「Skype」を搭載すると述べた。
今回の提携により、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry Storm 9530」「BlackBerry Storm2 9550」「BlackBerry Curve 8330」「BlackBerry Curve 8530」「BlackBerry 8830 World Edition」「BlackBerry Tour 9630」と、Motorolaの「Droid」「Devour」、そしてHTCの「Droid Eris」など、各種のスマートフォンでSkypeのモバイル向けソフトウェアが利用できるようになる。両社は、スペインのバルセロナで開催されているMobile World Congress(MWC)での発表で、アプリケーションを利用するにはデータプランに加入する必要があると述べた。
2009年にeBayから分離して再び独立したSkypeは、ネットで通話できるVoIPサービスを提供する業界トップの企業だ。Skypeはまた、「Skype Out」を通じた一般の電話番号への発信や、「Skype In」を通じた一般の電話からの着信を、有料サービスとして会員に提供しているほか、ビデオチャット機能も追加した。
Verizonとの提携を通じて、Skypeの会員は、他の会員に無制限のSkype通話を行ったり、Skype Outの料金で国際電話をかけたり、Skypeのインスタントメッセージを送信したりできるようになる予定だ、と両社は述べた。
Skypeは「iPhone」向けアプリとAndroid携帯向けアプリを提供しているが、音声通話のデータアクセス要求のせいで、機能面での妥協を余儀なくされている。
iPhoneについては、AT&Tは2009年にVoIPアプリケーションを承認したが、今のところWi-Fi接続でしか同アプリケーションが機能しない。またAndroid携帯では、VoIPではなく、従来通りローカルの電話番号で通話をつないでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」