今週中のリリースが予想されていた「Office 2010」ベータ版が、「MSDN」および「TechNet」開発者プログラム向けに提供が開始された。
パブリックユーザー向けの提供も11月中に開始されると予想されており、Office開発部門幹部であるKurt Del Bene氏がロサンゼルスで開催中のProfessional Developer Conference(PDC)において、米国時間11月18日の基調講演でこれを発表すると見込まれている。
ZDNetのMary Jo Foley氏が指摘しているように、すでにMicrosoftはパブリック向けにベータ版のダウンロード専用ウェブページを準備しているが、現時点ではダウンロードリンクをクリックしてもまだベータ版の提供は開始されていないと伝えるメッセージが表示されるのみである。
Office 2010のベータ版では、デスクトップアプリケーションに加えて、ブラウザ版の「Office Web Apps」も提供されるようである(とはいえ、まだ筆者は本件に関する詳細を確認していない)。
また、PDCでは他にも、MicrosoftのクラウドベースのOSである「Windows Azure」の正式ローンチや、SeadragonおよびLive Labsの開発チームからのデモンストレーションなどが行なわれると期待されている。
Microsoftはすでに、PDCにおいて複数の発表をしている。同社は16日、「.Net Micro Framework」をオープンソースコードとして提供する方針を明らかにした。
しかしながら、同フレームワークのTCP/IPスタックおよび暗号化機能という2種類のパーツに関しては、オープンソースではリリースされないという。MicrosoftのPeter Galli氏は、今後も同社がコミュニティーとともに.Net Micro Frameworkの開発に関わっていく計画であることを、ブログへの投稿で発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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