Adobe Systemsは、売上の低迷に合わせたコストの調整として、全世界の従業員の約9%にあたる680人のフルタイム従業員を削減する見込みだ。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類で米国時間11月10日に明らかになったこの動きは、この1年間で2度目の人員削減となる。Adobeは2008年12月、同社がローンチした「Creative Suite 4」製品シリーズの需要が予想を下回る状況で、600人を削減する予定であると述べていた。
今回の人員削減は、9月に18億ドルで行ったOmnitureの買収前にいた従業員だけが対象となる。この10日に発表された人員削減のほか、Omnitureでの9%の人員削減が以前に発表されていた。買収時のOmnitureには1200人の従業員がいた。
Adobeは、6500万〜7100万ドルの税引き前の再編費用を計上する見込みだという。
Adobeは声明で、「Adobeは、2010会計年度の業務計画と予算、3カ年戦略での優先順位とビジネス環境の現状に合わせてコストを調整するために、事業の再編成を進めている。また、長期にわたる成長分野への投資を継続するためでもある」と述べた。
同社は9月、売上が減少するなか、第3四半期の利益は29%下落したと発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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