NECは11月4日、イーラボ・エクスペリエンス(イーラボ)と連携し、農業のICT化を支援するソリューションを通信事業者向けに販売開始した。今後3年間で100システムの販売を目指す。
同ソリューションは、360度回転し、22倍ズームで撮影可能なカメラ、各種センサ、通信装置を一体にしたイーラボの屋外用簡易計測機器システム「フィールドサーバ」と、NECの通信事業者向けサービス基盤「NC7000シリーズ」を組み合わせたもの。
農園に設置したフィールドサーバにより、農園の温度、湿度、日照時間、作物の生育状況などをリアルタイムに監視し、撮影した映像や計測したデータをNC7000シリーズが蓄積、管理することで、営農記録、育成環境を把握できるという。収穫適期や施肥、防除のタイミング、品質の予測も可能になるとしている。
さらに認証機能により、これらの情報から必要な情報だけを、生産者、流通管理者、消費者などに公開できる。
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