ソフトウェアは徐々に進化してきたものの、携帯電話を使ったブログの更新は、普通のコンピュータを使う場合に比べてまだまだ面倒な作業だ。しかし、この点について、ブログプラットフォーム「WordPress」の功績が評判を呼んでいる。WordPressのiPhone向けアプリケーションの最新バージョン「WordPress 2」には、小さな画面でも簡単に(しかもキーボードも使わずに)ブログの作成や管理ができるよう、あらゆる努力が重ねられていた。
大きな変更点の1つは、見た目の新しさはもとより、このアプリケーションがユーザーの動作を複数セッションにわたり正確に記録することである。電話の受信などで作業が中断されても、その前に見ていたページやメニューへすぐに戻ることができる。しかも、中断されたときに保存していなかったものまで何ひとつ消えてしまうことがない。電話が鳴ったときに途中まで書いていた文章もすべて保存されるのである。
動作が記録されるだけでなく、このアプリケーションではユーザーコメントの管理もかなり簡単になった。承認画面自体はほぼ同じに見えるが、承認済みの画面とまだ目を通す必要のある画面とを素早く切り替えられるようになっている。また、各ユーザーのユーザー名とURLの横にはユーザーのGravatar(ユーザーアイコン)も表示される。結果として、前のバージョンより多少場所を取るようになったが、デスクトップバージョンよりもさらに親近感の持てる作りになっている。
その他に小さな変更点として、写真のアップロード順も記録されるようになった。したがって、投稿記事にもそれと同じ順序で掲載することができる。もっとも、まだ動画を扱うことはできないので、3GSユーザーが撮影した動画を追加するには、WordPressのウェブインターフェースを代わりに使う必要がある。そのうえ、ユーザーのキーチェーンにパスワードを格納することもできるようになったので、こうした資格情報にアクセスさせたい、たとえばWordPressブログに動画を投稿できるようなアプリケーションから、後で完全にアクセスすることも可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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