Sprint Nextelは米国時間10月29日、同社第3四半期(2009年7-9月期)の決算で損失を報告し、顧客数が依然として減少傾向にあることを発表した。
9月30日締めの同四半期において、Sprintの損失は4億7800万ドル、1株あたり17セントに拡大した。前年同期は3億2600万ドル、1株あたり11セントの損失だった。売上高は約9%減少し、80億4000万ドルとなった。
業績は、アナリストらの予測をやや下回るものだった。アナリストらは、売上高80億9000万ドル、1株あたり15セントの損失にとどまると予測していた。
Sprintでは依然として顧客数の減少が続いており、この傾向が数四半期続いている。しかし、アナリストらの予測よりも、顧客減少数は少なかった。Sprintは同四半期に合計80万1000人の契約者を失った。アナリストらは、いわゆる後払い方式の契約者が87万人減少すると予測していた。
一方、Sprintの競合企業であるAT&TとVerizon Wirelessの顧客数は、それぞれ200万人と120万人増加した。
それでもSprintの顧客減少数は、2009年前半の四半期よりも少なかった。同社は、第2四半期には99万1000人、第1四半期には125万人の契約者を失っていた。また、Sprintの最高経営責任者(CEO)であるDan Hesse氏は電話会議において、新サービスプラン「Any Mobile, Anytime」の開始により、第3四半期の終わりにかけてはさらなる改善が見られたと述べた。
Sprintの解約率(顧客がサービスを解約する割合)は2.17%で、第2四半期の2.05%から増加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」