情報処理推進機構(IPA)は10月27日、中小企業を対象に情報セキュリティ対策の理解を深める学習ツール「5分でできる!情報セキュリティポイント学習〜事例で学ぶ中小企業のためのセキュリティ対策〜」を10月28日から公開することを発表した。
今回の学習ツールは、3月に公開した「5分でできる自社診断シート」の診断項目と連動、学習時間は1テーマあたり5分となっている。5分と短いことから空き時間で学ぶことができるとしている。
実務に生かせるように、建設や製造など“作る”ことを主体にした企業と、小売りや卸など“売る”ことを主体にした企業の2種類の分野別、経営者、管理者、一般従業員の職位別、合計105のテーマから構成されている。具体的には、「保管について」や「持ち出しについて」、「取引先について」といったテーマが並ぶ。
中小企業は、大企業に比べて経営資源が限られていることから、情報セキュリティへの取り組みが遅れがちになり、業種や従業員の構成がさまざまなことから対策も多岐にわたっている。それぞれの企業の現状に即した情報セキュリティ対策を学べるツールが必要として、IPAは今回の学習ツールを開発、公開したと説明している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス