「Google Docs」には、ユーザー同士でドキュメントを共有する機能がかなり前から導入されている。しかし、2007年半ばにGoogleがしぶしぶ追加したフォルダについては、これまで共有とはほとんど縁がなかった。
だがようやく、その状況が変わった。Googleは米国時間10月12日、Google Docsにドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションをフォルダ単位で他のユーザーと共有できる機能を導入したと発表した。
この機能の利点は、フォルダの共有設定により、そのフォルダ内にある全ドキュメントのファイル共有許可をまとめて管理できるため、ドキュメントのファイル閲覧を一度に1つずつ指定して許可する必要がないことだ。また、あらかじめ招待しておかなくても、作成したドキュメントを特定グループのユーザーと簡単に共有できる。
Googleによると、これは製品アイデアに関する投票ページにおいて、ユーザーからの投票が最も多かった機能の1つだという。Googleはまた、このフィードバックを参考に、Google Docsで一度に複数のファイルをアップロードできるようにした。
これにより、「Gmail」と同様に、Google Docsでもユーザーがハードディスクから複数のファイルを選び、各ファイルのアップロードの進捗状況を視覚的に確認できるようになった。この新しいプロセスによって、新規ユーザーがGoogleのクラウドにフォルダ全体を移すことが格段に容易になる。Googleが今後、Google Docsでサポートするファイル形式を増やすことに決めた場合(これは仮定の話ではなく、いずれ確実にそうなると思われるが)、役に立ちそうな機能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス