PFU、PC向け紙文書暗号化ソフト、今後はサーバ版、組み込み版も

 PFU(輪島藤夫社長)は、紙文書の暗号化ソフト第1弾として、PC向け暗号化ソフト「DocEncrypt」を発売した。紙文書からの情報漏えいや紙文書の改ざんといったセキュリティ問題を解決する。今後は、サーバと組み込み向け製品も販売する計画。

 「DocEncrypt」は、機密情報を暗号化した紙文書を作成できるソフト。富士通研究所が研究開発した暗号化技術のアルゴリズムを採用し、情報を暗号化、復号する機能を搭載する。暗号化キーを変えることで復号できる人、できない人を区別することも可能。そのほか紙文書の表面と裏面に同じ文書の内容を併記したり、秘匿したい部分だけを暗号化した電子文書を作成したりできる特長がある。

 2010年2月に始まるコンビニエンスストアでの住民票と印鑑登録証明書の写し交付の偽造防止対策に採用される予定。コンビニのキオスク端末に住基カードをかざすだけで、住民票の写しや印鑑登録証明書を入手できるようになる。

 価格は3万7800円で、Q&Aサービスやソフトウェア修正版の提供、バージョンアップサービスを揃えたサポートパッケージが5670円。3年間で国内の売り上げ3500本を目指す。

PFU=http://www.pfu.fujitsu.com/
「DocEncrypt」=http://www.pfu.fujitsu.com/docencrypt/

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