Googleは米国時間9月30日、携帯電話向けの「Google.com」に2つの重要な機能強化を施した。
1つめは履歴同期機能で、これにより、ユーザーは携帯電話版とデスクトップ版のGoogle.comを交互に使うとき、検索クエリの記録を持ち越せるようになった。「Personalized Suggest」と呼ばれる機能では、Googleがユーザーの検索を記憶し、ユーザーが検索バーに入力する際に表示される検索提案リストに、それらの記録が追加されるようになった。この新機能によって、同じクエリを行う際に履歴を探し回る手間を省くことができる。
もちろん、この機能を利用するには、Googleにログインしておく必要がある。さらに、「Web History」も有効にしておかなければならない。携帯電話では、Google.comの「Settings」メニュー内にある「save searches」を選択すると、この機能を有効にすることができる。この機能は当初、米国内の「Android」「iPhone」「Palm webOS」携帯電話でのみ利用可能だ。
30日に追加された2つめの新機能も、同様に携帯電話版とデスクトップ版のGoogle.comを連携させるものだ。Googleはローカル検索を再設計し、興味深い場所を携帯電話版のGoogleサイト上で見つけるときの操作性を大幅に向上させた。携帯電話のブラウザ上で「Local」をクリックまたはタップすると、カテゴリを含むスタート画面が表示され、それらのカテゴリから近くにあるレストランやそのほかの店などを検索することができる。これは、「Google Maps」の機能によく似ている。この機能を利用するには、「My Location」を有効にしておく必要がある。
機能強化が施された「Local Search」は米国と中国で提供が開始され、今後、より多くの地域に対応していく予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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