お金を貯める目的は「老後の資金」が61.3%--オールアバウト調査

 オールアバウトは9月20日、同社が発行するマネー情報誌「あるじゃん」がAll Aboutユーザーを対象に実施した、お金の貯め方に関する調査の結果を発表した。

 調査によれば、お金を貯める目的は、「老後の資金」が61.3%、続いて「生活の備え」が52.4%で、マイホームや車の購入、旅行といった、消費を目的とする回答を大きく引き離す結果となった。

 お金を貯める方法は、「一定額を貯蓄に回す」が58.9%で、「余裕があるときに貯める」が49.1%と続く。ブームといわれる「投資で増やした」人は15.2%だった。また、金融商品も、定期預金、普通預金、積立定期など、比較的リスクの少ない商品が利用されている。

 お金を貯めたことについては、8割以上が「良かった」と回答し、貯蓄が「心のゆとり」や「次へのステップ」へとつながるとするコメントが多く挙げられた。

 貯めたお金については、その後「一部使った」人が60.5%と最も多い。また、一部使ったと答えた人に、その後貯蓄をしているかを聞いたところ、「貯蓄を続けている」および「お金は増えている」が97.4%だった。

 あるじゃん編集長の阿部道広氏は、今回の調査結果について「老後のために貯蓄する人が6割を超えた点は予想通りだが、予想以上に多かったのが、生活費の備えのために貯蓄すると回答した人で、半数以上が老後を迎える前の生活に不安を持っていることが伺える。これには、家計を取り巻く環境が厳しくなっていることが背景にある。日本の未来に漠然とした不安を感じ、生活防衛に走っているのではないか」とコメントしている。

 調査は7月18日から8月4日まで、All Aboutユーザー(男性31.5%、女性68.5%。平均年齢39.0歳)を対象に、インターネット上でのアンケートによって実施された。有効回答数は124件。なお、今回の調査結果は、9月21日発売のあるじゃん11月号に一部掲載される。

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