「世界的な景気悪化にもかかわらず、M2M市場は発展し続けている」と、フランス調査会社イダテ社のSamuel Ropert氏は語る。2009年に、世界のセルラーモジュールは3800万に達し、市場規模は112億ユーロとなるだろう。世界的な不況によって、自動車産業や産業用機械が落ち込んだため、2009年の成長は予測よりずっとゆるやかで、金額で10%以下、数量で25%以下となるだろう。対象市場が違うとはいえ、この状況は衛星M2Mでも同様で、2009年の市場価値は10億3000万ユーロとなるだろう。
すべての企業は、新興市場がM2M市場を次の段階に引き上げ、2013年には、セルラーM2Mが273億ユーロ、衛星M2Mが21億ユーロに達するだろうと期待している。自動車、メーター、消費者向け製品などの非常に一般的な機械に関連しているので、利用数は非常に多いと考えられ、2013年までに欧州で使用されるSIMカードの6.5%にのぼるだろう。垂直市場の法規制が進んでいる欧州ではM2M市場が主導的であり、米国は特に国土安全に関する衛星ベースのソリューションにおいて主導的である。
通信会社はこの数年で、しぶしぶ直接M2M市場に参加したが、今やその多くが、高い市場シェアを求め、IPv6、ハード内蔵や埋め込み型SIM、ポータルなどの技術や、国際ワンストップショッピングやリースなどのビジネス機能におけるイニシアチブを取ろうと積極的に戦っている。M2Mは、低いARPUにもかかわらず、高い顧客生涯価値を目指し、解約率を低下させ、多くのSIMカードの平均販売数を安定的に引き上げ、魅力的なビジネスチャンスを提供する。接続だけで2013年に43億ユーロ、欧州の通信会社のモバイルデータ収益の4%以上を占める。MVNOは、市場の圧力によってツールプロバイダへと変りつつあり、モジュールプロバイダは単価の下落によって苦労している。
【調査レポート】
M2M市場調査:市場概況、技術、2013年までの予測
M2M Market & Data Reports
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