人々はよく、犬の年齢や猫の年齢について語るが、ビデオゲームコンソールの年齢についてはどうだろうか。
それがどのような計算になるかはよく分からないが、1つ確かなことがある。ソニーの「PlayStation 2(PS2)」が米国時間10月28日、米国での発売から満9年を迎えたが、史上最もよく売れたこのビデオゲームコンソールは、それよりずっと長い間存在しているように感じられるということだ。
「PlayStation 3(PS3)」「Xbox 360」「Wii」コンソール世代が登場してから既に3年以上がたつが、PS2の勢いは衰えていない。毎月継続的に10万台以上が売れており、NPD Groupによると9月には米国だけで14万6000台が販売されたという。また、PS2用にゲームを開発しているデベロッパー485社(現在も増え続けている)がすぐにでも開発をやめると考える理由はどこにもない。
その主な要因は、PS3やXbox 360の最先端の処理能力や、スポーツ選手の体の汗の粒まで見えるほど優れたグラフィック性能に、何百ドルも支払う価値はないと考える人が大勢いることだ。こうした人々は、PS2なら100ドルで、とてつもなくよいビデオゲームプレイ体験を得られると言う。
広報の仕事をしているMichael Steavensonさんは2001年ごろにPS2を購入したが、「PS2には今も愛着がある。繰り返しプレイするだけの価値が大いにある、素晴らしいゲームが非常に多い」と言う。「途方もなく速い処理速度や、ゲームをまるで映画のように見せるグラフィック性能、超最先端のハードウェア仕様にはあまり関心がない。ゲームがうまく作られており、プレイするのが楽しく、感情に訴えるものがあれば、そのゲームをいつまでもプレイする」(Steavensonさん)
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